現在の私達の生活は、多数の化学物質を利用することによって成り立っています。これらの製品の製造・使用・廃棄の各過程において環境に排出された化学物質によって、人の健康や生態系に悪影響が生じるのではないかと言う関心と不安が、最近特に高まっています。 汚水処理場や関連施設より出る硫化水素・アンモニア・硫化メチル・メチルメルカプタンや、産業廃棄物中間処分場などから発生する異臭が周辺環境に悪影響があるのではないかと、いわれ始めています。

 環境庁大気保全局大気生活環境室が毎年取りまとめている「悪臭公害状況調査」でも都市型悪臭発生源の移行が顕著となっています。更に公害事象では騒音を抜いて悪臭が一位になり悪臭ならびに環境汚染物質への関心の高さが証明されています。


 更に廃棄物リサイクルの一環とも言えるゴミの減量化も各自治体・企業単位で行わなければならなくなってきました。環境汚染物質排出移動登録(PRTR)制度や生ゴミリサイクル法などの環境保護の法律が法制化されています。企業では、ISO14000シリーズの整備を行うなど、今後環境保全対策が早急に求められています。

 そこで弊社では、酸化チタン(Tio2)を利用した光触媒の技術を環境汚染物質の分解や悪臭の分解に役立てようと商品化しました。既に自治体の汚水処理場の原水調整槽・脱水汚泥ケーキなどから発生する硫化水素ガス等の脱臭や、生ゴミ処理施設から発生するアンモニア・メルカプタン類・酢酸類・アルデヒド類等の脱臭や、畜産関連施設(家畜保健衛生所)などから発生する硫化水素・アミン類などの脱臭に役立っています。

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